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ゴラクラク

映画Review015 「いま、会いにゆきます」

●いま、会いにゆきます☆☆☆
  監督:土井裕泰 原作:市川拓司
  出演:竹内結子/中村獅童/武井証 
  2004年 日本
言わずと知れたヒット作品。
私は大箱映画作品も見るんだけど、心に深く残る名作に出会うことは本当に少ない。
だから自然と単館映画好き。
ストライクゾーンがみんなと違う?そんなこともないだろうな。ただ、映画に求めているものが違うのかな。

さて、はて、映画の感想は、相変わらず泣けます(鑑賞2度目)。邪心なく優しく暖かい気持ちで感情移入して見たら、さらに優しく暖かい気持ちになります。感動します。
でも、鑑賞後、何も残りません。
でも、それはそれでいいんだ、と。
一緒に鑑賞した人と楽しめたことが、なんだかとても嬉しかった。
楽しみ方は千差万別。こうでなくっちゃ、を、勝手に作ってしまうと面白くない。
楽しみ上手は、幸せ上手。
いま、会いにゆきます@映画生活
# by seicorocoro | 2005-09-23 15:13 | 映画をみる

正直にまっすぐに

したいこと と しなくちゃいけないこと
出来ること と 出来ないこと。

色々日々あって色々日々思うけれど、
きちんと大切にしなくちゃいけないことを理解して
大切にしたいことを大切にしながら
きちんと前を見て、進みたいと思いました。

正直にまっすぐに、
は 簡単じゃないけれど
でもやっぱり 正直にまっすぐに が好きです。
信念は大切です。

今日はお散歩で靖国神社と北の丸公園に行ってきました。
脈々と繋がる過去と今。
信念がある今が、形ある未来を作る。
夕暮れにたたずむ大村益次郎。
空がきれい。
正直にまっすぐに_e0022222_22272678.jpg
# by seicorocoro | 2005-09-19 22:32 | 徒然

映画Review014 「チェブラーシカ」

●チェブラーシカ☆☆☆☆
 監督:ロマン・カチャーノフ 原作:エドワード・ウスペンスキー
  1969-1974年 ロシア(ソ連) 人形劇

チェブラーシカがかわいいのは皆様ご存知でしょうが、
彼は動きと声ありで本当にカワイイ。
あぁカワイイ。
チュブラーシカ=ばったり倒れやさん(という意味)。
というネーミングからして意味が分からない。
でも、このばったり倒れやさんはとってもいい子です。
前向きです。友達思いです。
そして、
いいアニメなんだけど、物悲しさとか意外性とかもあって、
大人でも楽しいです。

共産主義のソ連下時代に作られていたということは、アイロニーとかこめられているのかな。
(チェコで共産主義下で作成された人形劇には、そういう思いが込められていました。)
ま、チェブの可愛さ勝ちですが!!
チェブラーシカ@映画生活
# by seicorocoro | 2005-09-16 19:48 | 映画をみる

映画Review013 「ヒトラー~最期の12日間」

●ヒトラー~最期の12日間~☆☆☆☆
  監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル 2004年 ドイツ

esを撮った監督作品だけあって、非常に興味深い一作でした。
丁寧な作りで、まのびもせず、過剰演出もなく、きちんと心におちる映画。

人々が信仰と狂気の中、次々と死んでゆく。
同様の現実が今も世界で起こっていると思うと泣けて仕方がない。
その現実をリアリティをもって受け取っていない僕にも泣ける。
この映画をみても、現実世界をみても、思う。
信仰ってなんなんだろう。
信仰は、狂気であり凶器である。
己の信仰のために他者の信仰を冒涜していいんだろうか。
といえるのは、無宗教国日本で育った私だからなんだろうか。
絶対神より八百万の神ではダメですか?

自国の過ちを正視し世界に発信するドイツという国は、なんと立派に映ることか。
ヒトラー~最期の12日間~@映画生活
# by seicorocoro | 2005-09-16 19:35 | 映画をみる

映画 Review012 「インアメリカ」

●インアメリカ☆☆☆☆
  監督:ジム・シェリダン
  出演:サマンサ・モートン/パディ・コンシダイン/ジャイモン・フンスー/サラ・ボルジャー/      エマ・ボルジャー
  2003年 アイルランド=イギリス

アメリカンドリームを抱いてアメリカに移住した一つの家族の物語。そしてアメリカという国へ移住した多くの移民の生活や心情を代弁しているであろう作品。
監督であるジムの実話を映画化したもの。

売れない役者である父、深い悲しみが瞳に色濃く残る母、そして愛娘クリスティ とアリエル。
家族みんなが移住前に失った弟フランキーの死と戦い、そこからの救いを求めている。
ニドルのプラグを買うのすら危うい必死な日々の生活、仕事がないなかなんとか家族を守ろうと戦う父、子供のために演技をしてでも幸せを装いたい母、そして妹を守るため崩れかけた家族を支えるため小さい頭でひたむきに生きるクリスティ 、天真爛漫な笑顔でみんなに愛されるアリエル。

映画全編を通して流れる空気が非常に心地よい。誰もが自分を失いそうな、ぎりぎりのラインで生きているにも関わらず映画を包括するのはただの悲壮感ではなく、家族を信じて家族の中で生きていこうとする希望である。物理的にも精神的にもこんなに足りないもののなかで、傷つけあい傷つきながら諦めず暖かく強く優しく生きる姿が、押し付けがましくなくほどよく描写されていて、感動する。
役者(家族4人とも)も監督も、ともに素晴らしい一作。
実の姉妹が演じているクリスティとアリエル姉妹には感服。
イン・アメリカ/三つの小さな願いごと@映画生活
# by seicorocoro | 2005-09-16 19:26 | 映画をみる